フェルドウスィー
フェルドウスィー
フェルドウスィー
Abū al-Qāsem Firdawsī Ṭūsī (940 - 1020AD)は、現在のイランのラザヴィ・ホラーサーン州に位置するホラーサーンのトゥースに生まれました。
フェルドウスィーの『シャーナーメ Shāhnāmah(王の書)』は、イランをはじめとするペルシャ語圏の国々で高い人気を誇る国民的叙事詩となっています。
フェルドウスィーは、ペルシア語とイランの文化的伝統の復活と再生に尽力したことで、ペルシアの歴史の中でユニークな位置を占めています。
フェルドウスィーは977年に叙事詩の執筆を開始し、33年の歳月をかけて完成させました。その結果、ホメロスの「イーリアス」と「オデュッセイア」を合わせた長さの2倍にもなる世界最長の叙事詩が誕生しました。この本は、近世ペルシア語が盛んになり、言語の構造や基準ができた時代に執筆されました。
現代のイラン人の多くは、彼を現代ペルシア語の父とみなしています。
今日、フェルドウスィーの廟はイランの観光名所の一つとなっています。毎年、イランの様々な地域から何百万人もの観光客がこの廟の参拝に訪れます。
今日5月15日は、イランの偉大な叙事詩人、フェルドウスィーの全国記念日です。毎年この日には、世界中から多くの文学者や学者がこの偉大な人物を記念して霊廟に集まります。
フェルドウスィー | |
940 - 1020AD | |
シャーナーメ |