『シャムセ・タブリーズィー』
『シャムセ・タブリーズィー』
『シャムセ・タブリーズィー詩集』
『シャムセ・タブリーズイー詩集』は、ジャラール・ウッディーン・ルーミー(1207年-1273年)詩作のルバーイイ・ガザル集で、『大きな詩集』と『シャムセ・タブリーズィー』とも知られている。
ルーミーは、自著の詩集に於いて、殆どのガザルを書くときにシャムセあるいはシャムセ・タブリーズィーあるいはシャムソッディーン・タブリーズィーを筆名として用いたので、ルーミーの詩集は『シャムセ・タブリーズィー詩集』と知られる。にもかかわらず一部のガザル(恋愛を主題にした定型抒情詩の一様式)を書くときに、ハームーシュあるいはホモシュ(寡黙な人)の詩人を用いた。
『シャムセ・タブリーズィー詩集』は、写本によって収録されている句の数が5千句から4万句及ぶ異なり、出版された書物は5万句までもある。ルーミーの詩集の中にはシャムセ・マシュレギーという別の詩人の作品が含まれているものもある。
イランの文学者バディーオッザマーン・フォルーザーンファル(1904年‐1970年)は、『シャムセ・タブリーズィー詩集』の様々な写本を比較ながら3万6千3百60句からある訂正された『訂正シャムセ・タブリーズィー詩集』(ルバイヤートを別して)を出版した。1958年に起稿し、1966年に脱稿した。『シャムセ・タブリーズィー詩集』に使用された文学的な表現と新しい構造は、他の詩人の詩集にめったに見つからない。そのような文学的な表現は、単語の多様性をもたらす。想像力の視点から『シャムセ・タブリーズィー詩集』は、ペルシア文学上の代表的な作品の一つである。
『シャムセ・タブリーズィー詩集』は殆どの句がペルシア語であるが、一部の句がトルコ語とギリシア語である。
『シャムセ・タブリーズィー』 | |