東アーザルバーイジャーンの音楽
東アーザルバーイジャーンの音楽
東アーザルバーイジャーンの音楽
東アーザルバーイジャーンの音楽は大きく分けると、「アァーシーギー」と「モガーマート」がある。
アァーシーグ音楽:アァーシーグ音楽は「ハーヴァー」と呼ばれるいくつかの曲に基づいている。アーザルバーイジャーンのアァーシーグ音楽では、独立なハーヴァーの80つを確認できる。アァーシーグは、演奏者・歌手・語り手で、イランと中央アジアとコーカサスとの音楽の一部を継ぐ楽師である。現今のアァーシーグの祖先は、オザーンと呼ばれる。ある口承資料と書かれた資料によると、アァーシーグの芸術の新時代の始まりは、16世紀初頭にイランで成立したイスラム教シーア派の国家サファヴィー朝の建国者イスマーイール1世の時代からである。現今の東アーザルバーイジャーンでは、アーシーグによる音楽演奏は、アァーシーグ楽器グープーズ、吹奏楽器のバーラバーン、ダーイエレなどの楽器と共に演奏される。物語や英雄伝を語り伝えることは、アァーシーグ楽師の職業の基本である。
モガーマート:東アーザルバーイジャーンのもう一つの重要な部分は、モガーマートと呼ばれる音楽である。モガーマートはアーザルバーイジャーン音楽で用いられる一定の旋律の型で、多数のモガーマートがある。イラン古典音楽の用語で「ダストガーフ」にあたるモガーマートは、同じルーツを持っている。東アーザルバーイジャーンの音楽で用いられる主な楽器は、アァーシーグ楽器グープーズ(弦楽器の一種)、アーザルバーイジャーンのタール(弦楽器の一種)、キャマーンチェ(擦弦楽器の一種)、吹奏楽器のバーラバーン、ダーイエレ(フレームドラムの一種)、ネイ(木管楽器の一種)、ネイラヴァーク(木管楽器の一種)、ソルナー(木管楽器の一種)、ドホル(両面太古の一種)、ナッガラー(異なる二つの太古を一組にした太鼓の一種)、グーシャーナッガラー、アコーディオンの一種であるガールモンなどがある。
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