ターレシュの音楽

ターレシュの音楽

ターレシュ地方は、ギーラーン州西部に位置する。ターレシュ人は、イランン系の民族で、アーリア人はイラン高原に侵入する前からカスピ海の西部の山地に居住していた。現今ではターレシュ人が古代イランの文化の一部を継続している。ターレシュの音楽は昔からの純粋音楽であるにもかかわらず、時間の経過とともにギーラクの音楽とアーザルバーイジャーンの音楽とクルドの音楽とのある要素を受け入れた。この音楽を大きく以下のように分けることが出来る。

1. ダストン(アーヴァーズ)：ダストンは、ターレシュ語のアーヴァーズと旋法で、ターレシュの音楽はダストンに基づいている。ダストンはターレシュ地方の各域に違い様式で演奏される。
2. ハヴァー(パルデ)：ハヴァー或いはパルデと呼ばれる楽器だけで演奏する音楽は、ターレシュの音楽の広い部分である。ハヴァーはテーマと内容の視点から叙事曲、宴の曲などの種類にわける。ハヴァーを演奏されるための主な楽器がネイ(木管楽器の一種)である。
3. タラーネと器楽と声楽のリーズマギャーム(微分音)：ターレシュ地方全中に演奏される多様性のある音楽である。このターレシュの音楽の部分には、テーマと内容の視点から叙事曲、恋愛曲、神秘的な曲、宴の曲、労働歌などの種類がある。

ターレシュ地方に使用される主な楽器は、ネイ、ネイラバク(木管楽器の一種)、ダーイェレ(フレームドラムの一種)、ソルナー(木管楽器の一種)、タンブーレ(弦楽器の一種)がある。