ソルターニーイェ(聖地)
ソルターニーイェ(聖地)
ソルターニーイェ(聖地)
ドーム、トルバト・ハーネ(墓)、サルダーベ(地下室)からなるソルターニーイェ遺跡群は、ザンジャーン市南東39キロメートルに位置する。イルハン朝の第8代君主オルジェイトゥ・ハーン(在位:1304年~1316年)の都であったソルターニーイェは、当時イランの重要な都市の一つであった。このスルターニーヤ建設の起工と竣工の時期は、1305年に登る。
トルバト・ハーネ(墓)は、ドーム南方向に位置し、ドームと同時、1315~1316年に建築された。最長17.60メートル、幅7.80メートル、高16メートルのトルバト・ハーネの建物は、三つのイーワーン(ヴォールト)と柱で覆われている。中央のイーワーンの直径は9メートルで、その両側のイーワーンの直径は3メートルである。トルバト・ハーネの南方向の内面に小幅のイーワーンがあり、光を内部に取り入れるためにその小幅のイワンの上と周辺に窓が建設された。
トルバト・ハーネの南方向のイーワーンに、サルダーベが位置し、実はサルダーベが君主の墓の所であった。サルダーベの建築は非常に複雑で、様々な空間からなる。ソルターニーイェ遺跡群の建築方法とその遺跡群にある空間の関係を考えると、この遺跡群がイルハン朝の第8代君主オルジェイトゥ・ハーン自身の墓であるオルジェイトゥ廟として建設されたとわかる。
この建築物は、イルハン朝(1258年~1353年)の建築の代表的な例で、世界最大ドームの三番目である。
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