キャブード・モスク
キャブード・モスク
キャブード・モスク
キャブード・モスクはその入り口上部分に刻まれた碑文によると、1465年にトルコ系のイスラム王朝カラコユンル(黒羊朝)(1375年-1468年)のジャハーンシャー・ブン・シャーユーソフの命により建設された。別の説によると、このモスクは、ジャハーンシャー・ブン・シャーユーソフの妻或いは娘の命により建設された。
このモスクは、ジャハーンシャー・モザッファリーイェ・キャブード(イーワーン内部の壁面を青色の釉薬タイルで装飾されているところから)、イスラムのトルコ石(地震で崩壊されたドームを紺青の釉薬タイルで装飾されているところから)、グーイ・モスク(グーイは地元の方言で紺青の意味である)と知られている。主な天井は地震で崩壊し、イーワーン(ヴォールト)や入り口や壁や主なヴォールトだけが残っている。バレルヴォールト型の屋根がある入り口は高いところに建築された。入り口の両側に付けられたらせん状柱は、チェハール・バーフー(十字架形)とチェハール・ピーリー(卍形)の模様で装飾された。チェハール・バーフー(十字架形)とチェハール・ピーリー(卍形)はイランの古い模様である。入り口を入ると、二つの大きな堂からなる礼拝所がある。
モスクのメイン・ミフラーブは、二つ目の堂に位置する。このミフラーブは八角形の紺青の釉薬タイルで装飾されている。建物の床を平らな敷石で敷く。
壁に大理石が使用され、釉薬タイルで装飾された。この建築物の釉薬タイルでの装飾は、ユニークである。ペルシア書道の書体であるレギャーアァ、クーフィー、ナスフ、ソルソ、ナスタァリーグで書かれた碑文もこのモスクを装飾されている。最も重要な碑文はヴォールトの上部文の幅60センチメートルの碑文である。
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