イランの石油国有化運動
イランの石油国有化運動
イランの石油国有化運動
1951年3月、イランの国民議会(国会)はほぼ満場一致で、英国資本のAIOC(アングロ・イラン石油会社)の国有化法案を批准しました。その結果、大多数のイラン国民がこの法案の可決に歓喜し、ナショナリズムの大きな波が生れました。
フーゼスターン州アーバーダーン(آبادان Ābādān)にある同石油会社が国有化されたことで、時の首相モハンマド・モサッデク博士Moḥammad Moṣaddeq (1882-1967)は何百万人ものイラン人の間で国民的英雄としてみなされ、たいへんな人気を博し、その名声は世界へと広まりました。
しかしその後、モサッデグ首相は、米国を中心とする欧米の介入によって引き起こされたクーデターにより失脚しました。
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