ハフト・スィーン
ハフト・スィーン
ノウルーズはペルシャの新年のお祝いです。春分の日から始まります。太陽が天の赤道上の春分点に達したその瞬間、イランの人々は、きれいに着飾り、リラックスしながら、幸せに、そして愛する人たちに囲まれて、新しい1年を祝います。
そこには、ノウルーズならではの特別なソフレسفره Sofreh(食布)が飾り付けられます。それは「7つのS」を意味するハフト・スィーンهفت سین Haft sīnと呼ばれます。テーブルにソフレが敷かれ、その上にペルシア語アルファベット「スィーン س sīn」の「S」音で始まる7つのものが置かれます。
7つのそれは、リンゴ (スィーブ سیب Sīb)、ニンニク(スィール سیر Sīr)、酢(セルケسرکه Serkeh)、ヤガギバグミ(センジェド سنجد Senjed)、ソマーグ سماق Somāq (赤紫色の粉末状香辛料、しばしばキャバーブに使用される)、サブズィーسبزی Sabzī(小麦の芽を束状に生やしたもの)、サマヌー سمنو Samanū(小麦粉を麦芽酵素で糖化した茶色の練り物)からなり、時にはコイン(セッケ سکه Sekkeh)を飾ることもあります。これらは、1年を健康と幸福に送れるよう願いが込められています。この他、金魚、色付けした卵、ろうそく、鏡がソフレの上に飾り付けられます。
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