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ノウルーズのソフレー

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ノウルーズのソフレー

新年春・ノウルーズのソフレーとは、年が移り変わる数時間前、ノウルーズを間近に控え、広がれる布で、そこにはノウルーズを象徴する食べ物・飲み物が置かれる。ノウルーズのソフレーには、ペルシア文字のスィーン(س/S)から始まる七つの食べ物・植物が置かれたので、ソフレー・ハフトスィーンと呼ばれる。ハフトは数字の7である。

歴史伝承に基づいて、サーサーン朝期におけるノウルーズの一日目の朝に七本の小麦の穂、七本の大麦の穂、七本のソラマメの豆果、七本のリョクトウの豆果、七本の米の穂、七本のゴマの豆果、また若干の砂糖と若干の金銭が置かれたソフレーを持つ男は王様のノウルーズ祭に入る風習があった。

今やイランの人々は、ノウルーズのソフレーを七つの食べ物・植物で飾り、代表的なものなのは、リンゴ、ニンニク、スーマックの実、ヒヤシンスの花、酢、ヤナギバグミとサマヌーである。七つの食べ物・植物の他にも、鏡、ロウソク、クルアーン(イスラム教徒のソフレー)、アヴェスター(ゾロアスター教徒のソフレー)、ツゲの葉とダイダイの実を入れた水いっぱいグラス、金魚を入れた金魚鉢、色を塗ったいくらかの卵、赤いザクロ、パン、銀銭、小麦や大麦やレンズ豆などを発芽させたサブゼなどを一緒に飾ることもある。

ノウルーズのソフレーの飾り物にはそれぞれ意味がある。例えば鏡、これは透明性と誠実さの象徴で、運命と永遠の生命を表す。ロウソクは明るさ、光と暗さをなくすことの象徴であり、卵は創造と再生の象徴であり、金魚とツゲの葉は水と命の女神であるナーヒードの象徴である。またザクロは肥沃と豊かさの象徴であり、パンは豊富の象徴であり、ニンニクは悪魔を払う。ノウルーズのソフレーのために発芽させたサブゼをファルワルディーン月13日目に川などに流すことになっている。

実際にノウルーズのソフレーは、新年の時のゾロアスター教における聖霊、下級神であるフラワシと先祖の霊を迎え入れるために広げる精神的なソフレー(食布)である。

ノウルーズのソフレーは、先祖の霊と家族全員を集め、家族との間の距離感と不快感をなくすことに重要な役割を果たす。イランの人々はどこにいても新年が移り変わる前に実家に帰り、ノウルーズのソフレーを囲むよう努力する。

 

ノウルーズのソフレー

Islamic Culture and Communication Organizationは、文化イスラム指導省に所属するイランの組織の1つです。 1995年に設立されました。[]

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