ハータム・カーリー
ハータム・カーリー
ハータム(ペルシャ語:خاتم)は、古代ペルシャの象嵌(ぞうがん)技法です。
「ハータムKhātam」は「象嵌」を意味し、「ハータム・カーリーKhātam-kārī」は「象嵌細工」を意味します。ハータム・カーリーはペルシャの伝統技術の1つで、さまざまな形やデザインにカットされた骨と金属を使用して、木製または金属製の工芸品の表面を装飾加工します。
この技法で使用される材料は、金や銀、真鍮、アルミニウム、撚り線、木材、ラクダなどの動物の骨です。さまざまなタイプの象眼細工品とその品質は、サイズと幾何学的なデザインで知られています。細かい装飾ほど、芸術的価値が高くなります。
宝石箱、チェス盤、壺、筆入れからパイプ、机、フレーム、楽器などまで、様々な物にこの手法が用いられています。
ハータム・カーリーの木工芸術は、イランの文化遺産として官民合同で支えられています。民間のワークショップも実施されています。
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